
母親を亡くしたセイラは、実業家の父親・黒田龍之介にインドで育てられた。
龍之介は、セイラが高校生になると同時に、日本のミレニウス女学院(全寮制)に入学させることにした。身の上を自慢することもなく天真爛漫なセイラに数多くの友人が集まり、学院の使用人である三浦カイトも心を寄せる。
一方で学院長・三村千恵子は、寄付金の額によって生徒への待遇を変える女性であり、黒田家の財産をあてにして、セイラを入学当初から特別待遇で扱うが、誰とでも分け隔てなく接するセイラに対して不愉快な思いをする。そしてセイラは16歳の誕生日に院長から信じられない事実を聞かされる。
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